露呈した錬金術 日大・田中理事長の野望は“五輪に相撲を”

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 ちなみにロンドン五輪で国際陸上連盟が得た分配金は4700万ドル(約51億7000万円)。分配金はメディアへの露出度などをもとにランク付けして配分されるが、各競技団体にとって五輪の分配金は莫大な収入源になる。ルールを変更してでも五輪種目に加わりたい競技団体が後を絶たないわけだ。

 もちろん国際相撲連盟の会長を兼務する田中理事長は、相撲を純粋に世界に広めたい一心に違いないが、今回のアメフト騒動をきっかけに図らずも日大の「カネ」にスポットライトが当たった。

 日大の公式グッズや日大生向けの保険、事務用品の販売、学生寮の管理などを事業とする「株式会社日本大学事業部」の存在がいい例だ。この日大事業部は内田前監督が取締役を務め、週刊新潮にアメフト部の「黒幕コーチ」と書かれた井ノ口忠男理事らが実質的な業務を取り仕切っているという。

「田中理事長を頂点にナンバー2と呼ばれた内田前監督が人事、田中理事長の覚えがめでたい井ノ口理事とその周辺が事業を仕切っている。学内で教職員を中心に執行部を一新しろという声が上がっているのは、田中理事長以下、相撲部とアメフト部が学校経営を牛耳る図式に怒り心頭だからです」(日大関係者)

 今回の騒動で伏魔殿の錬金術まで露呈したことで、相撲を五輪の正式種目にしたい田中理事長の野心には裏があるとみられかねないのだ。

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