元マラソン選手の松野明美さん 熊本県議になった理由とは

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 強いこだわりは、政治家を志した原点だからだ。

「03年12月に生まれた次男の健太郎はダウン症で、さらに生まれながら心内膜床欠損症とファロー四徴症という重度の心臓病を抱えていまして、私たち夫婦にとっては育児イコール障がい児の育児。欧米に比べ、はるかに遅れている障がい者・児童をめぐる生活・教育環境の向上を求め、数え切れないほど行政の方々に相談し、時にはぶつかったこともありました。でも壁は大きく、なかなか打ち破れない。『じゃあ、私が改善しよう!』って」

 選挙では認知度の高さも有利に働いた?

「ないとは言いませんが、無所属での挑戦でしたし、とにかく必死。選挙カーから降りて走り、畑の中に人がいれば駆け寄って握手……。“ドブ板”に徹したのが功を奏したんだと思います」

 県議会は定数48で無所属は松野さんだけ。

「公約実現には会派所属が有利ですが、そうすると党派や先輩後輩のしがらみが生じ、言いたいことを言えなくなってしまいがち。それを避けるため、あえて無所属を選びました。この性格はバルセロナ五輪問題以前から、ずっと変わりませんね。アハハハ」

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