錦織圭に優勝チャンスあり 29歳で全豪初Vのアガシがお手本

公開日: 更新日:

「錦織世代における29歳は、当時と比べてまだ若いですが、カレンダーにとらわれず、昨年の全米からのよい流れを持続させ、一気にメジャータイトルを取りにいけばチャンスはあると思う」と、前出の武田氏はこう続ける。

「昨年の全米以降の5大会は準優勝2回、14勝5敗と完全復調した。ツアーファイナルでは精彩を欠いたが、目標にしていた大会に出場できたことで緊張の糸も切れたのでしょう。右手首のケガからの復帰シーズンとしては仕方のないところ。心身ともいっぱいいっぱいだった。けれども、前哨戦のブリスベン国際を制したように、昨シーズンからの良い流れは継続しているし、自信も完全に取り戻した。リターンからのカウンター攻撃も含め、積極的にリスキーなショットを打ち込んでいますからね。そもそも全豪は、日本人選手にとって時差のハンディがない分、得意としてきた大会です。日本からの応援団も多い。5セットマッチの長丁場で、いかにして最後まで集中力を維持するか。春まで待たずに何が何でもここで決めるという強い気持ちをもって臨めれば、大願成就の可能性も出てきます」

 トップクラスの選手がアクセル全開でエンジンをふかす前に、全豪に全精力を傾ければ初のグランドスラム制覇も期待できそうなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景