セは来季も巨人の独り勝ち濃厚 ライバル5球団に好材料なし

公開日: 更新日:

 そもそも最終戦の中日戦に敗れた広島の自滅や、消化試合の援護を受けた3位だったのだ。1年を通じて宿敵に一方的にやられた罪は重い。それなのに、阪神の矢野監督は「ここまで来られて楽しかった」と最後までのんき。こんな体たらくでは、来季も巨人にいいようにやられるのではないか。

■広島も監督交代で潮目が変わる

 リーグ4連覇を逃し、4年ぶりのBクラス4位となった広島は、セ・リーグで唯一、巨大戦力の巨人と戦えるチームだった。今季も14勝10敗1分けと圧倒したが、緒方監督が退任し、佐々岡投手コーチが監督に就任。これで潮目が変わりそうだ。

 チーム防御率を昨年の4・12からリーグ2位の3・68に改善したことが評価されたといわれるものの、一方でV3に貢献した守護神・中崎、一岡が勤続疲労により大不振。それを復調させられず、自慢の救援陣が崩壊した。V3中に2ケタ勝利を挙げるなど活躍した岡田や薮田も低迷。必ずしも投手陣が機能したわけではなかった。松田オーナーは「人柄の良さで包み込むタイプ」と評している。買われているのはその人柄だけ、という厳しい声もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異