セは来季も巨人の独り勝ち濃厚 ライバル5球団に好材料なし

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 そもそも最終戦の中日戦に敗れた広島の自滅や、消化試合の援護を受けた3位だったのだ。1年を通じて宿敵に一方的にやられた罪は重い。それなのに、阪神の矢野監督は「ここまで来られて楽しかった」と最後までのんき。こんな体たらくでは、来季も巨人にいいようにやられるのではないか。

■広島も監督交代で潮目が変わる

 リーグ4連覇を逃し、4年ぶりのBクラス4位となった広島は、セ・リーグで唯一、巨大戦力の巨人と戦えるチームだった。今季も14勝10敗1分けと圧倒したが、緒方監督が退任し、佐々岡投手コーチが監督に就任。これで潮目が変わりそうだ。

 チーム防御率を昨年の4・12からリーグ2位の3・68に改善したことが評価されたといわれるものの、一方でV3に貢献した守護神・中崎、一岡が勤続疲労により大不振。それを復調させられず、自慢の救援陣が崩壊した。V3中に2ケタ勝利を挙げるなど活躍した岡田や薮田も低迷。必ずしも投手陣が機能したわけではなかった。松田オーナーは「人柄の良さで包み込むタイプ」と評している。買われているのはその人柄だけ、という厳しい声もある。

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