ビーチW杯9大会ぶり4強入り “顔セーブ”GK照喜名も立役者に

公開日: 更新日:

 普段は勝っても険しい表情を崩さず、試合の不満点を並び立てる指揮官が、勝利の瞬間にコーチやスタッフ、選手の頭を撫でたり、背中をバンバン叩いたり、無邪気に喜びを爆発させていた。

 ラモス瑠偉監督率いるビーチサッカー日本代表が、パラグアイで開催されているビーチサッカーワールドカップの準々決勝(日本時間28日午前9時キックオフ)で強豪ウルグアイ代表を3ー2で下し、2005年のブラジル大会以来となる9大会ぶり2度目のベスト4入りを果たした。 

 第1ピリオドの8分だった。FP大場崇晃が相手ゴール前のFP山内悠誠に縦パスを送った。

 山内は堅実にポスト役をこなし、走り込んできたFP大場のシュートのタイミングに合わせてボールをパス。左足で蹴り込んだFP大場のシュートがゴール右に決まった。

 決勝トーナメントに入って<負ければ終わり>のノックアウト方式の試合では、どんな監督も選手も「先制点がとても大事」と口をそろえる。

 FB大場のゴールがどれだけ日本のベンチ、選手の勇気と活力になったことか。その3分後に日本に追加点が生まれた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?