著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

山本アテネ五輪監督が率いたのは「谷間の世代」だった

公開日: 更新日:

 トルシエ監督ー山本コーチ体制で2000年シドニー五輪はベスト8入り。同年にレバノンで行われたアジアカップは優勝、2001年のコンフェデレーションズカップは準優勝と指導者として輝かしいキャリアを残してきた。

 しかし、選手たちは小野、高原、稲本といった「黄金世代」と比べられた上に「谷間の世代」と揶揄されたものだ。

 そんな選手たちを引き連れて山本監督が初めて挑んだのが、2020年9月から10月にかけて韓国・釜山で開催されたアジア大会だった。

 当時のエントリーメンバーは20名。その顔ぶれはGK藤ヶ谷陽介(札幌)、黒河貴矢(清水)、DF池田昇平(清水)、根本裕一(C大阪)、三田光(新潟)、茂庭照幸(FC東京)、那須大亮(横浜FM)、MF森崎和幸(広島)、石川直宏(FC東京)、鈴木啓太(浦和)、駒野友一(広島)、野沢拓也(鹿島)、阿部勇樹(市原)、大久保嘉人(C大阪)、田中隼磨(東京V)、青木剛(鹿島)、FW松井大輔(京都)、前田遼一(磐田)、中山悟志(G大阪)、田中達也(浦和)というものだった(所属はいずれも当時)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった