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岡崎朋美長野五輪メダリスト

1971年、北海道清里町出身。94年リレハンメルから98年長野、2002年ソルトレークシティー、06年トリノ、10年バンクーバーと日本女子最多の冬季五輪5大会出場。長野で日本女子短距離選手初のメダル(銅)を獲得した。07年に結婚、10年12月に女児を出産。14年ソチ五輪代表入りを逃し、現役引退。20年マスターズ国際スプリントゲームズで世界新記録を更新して金メダル獲得。現在は全国各地で講演会を行う。聖徳大学客員教授。日本学生陸上競技連合理事

<21>五輪で交換した無数のピンズ外交 戦争が生むスポーツの分断に心が痛む

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 いま世界から注目を浴びているロシアは、五輪の報奨金やご褒美も尋常ではないらしい。私も長野五輪で銅メダルを獲得したとき、報奨金をいただいた。JOCからは銅メダル100万円。報奨金はすぐに貯金した。手元にあると車の頭金に使っちゃうから(笑い)。

■お年玉の行方

 思えば、私は小さい頃からお金に対して「警戒心」が強かったかもしれない。毎年、お正月にお年玉をもらうと、すぐに自分のポケットに入れて誰にも渡さなかった。母親に「ポケットなんて入れていたら落とすよ」と言われても、「大丈夫!」と言って渡さず、封筒にテープを貼って自分の机の引き出しにしまっていた。抜き取られたら分かるように、封筒にのりを貼っていたこともあった。

 姉はすぐ母親に渡していて、「あ~あ、全部使われているよ」と思いながら見ていた。娘もお年玉をすぐに私に渡すけど、お年玉の行方は気にならないのかと思う。最近、娘は欲しいものがあると「お年玉で買っていいよ!」と言うようになったが、そのお年玉が底をついてるのは言わずもがな。お金は天下の回りものと言うが、回ってこないことの方が多い(笑い)。キャッシュレス決済が浸透した「おかげ」か、クレジットカードの請求額にビックリする時も。ウクライナ危機によるガソリン高騰も家計には大打撃。価格高騰に加え、お金をどう使うか。私は自分との戦いに臨む毎日だ。

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