著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

ドイツ撃破の立役者・堂安律に「本田圭佑超え」の野心…24歳アタッカーは使命を全うできるか

公開日: 更新日:

 日本のドイツ撃破はカタールでも驚きを持って受け止められた。23、24日は、飲食店やメトロで我々が日本人だと分かると「おめでとう」「凄いな」と声をかけてくる人も多かった。

「僕と(南野)拓実君はゴール前で仕事をするタイプ。つなぎは(鎌田)大地がやってくれ、サイドの幅を(三笘)薫と(伊東)純也君が(広く)取ってくれたので、僕らがボックス内の仕事をすることができた」と森保一監督の超攻撃的布陣が的中したことを明かす。

 3月のアジア最終予選の大一番だったオーストラリア戦。堂安はメンバー外となってカタール行きに黄信号がともった。

「客観的に代表戦を見て輝いているみんなの姿をカッコいいと思ったし、この一員になりたいと改めてハングリーな気持ちになれました」と偽らざる本音を吐露する。

 そこから復調し、今回の偉業達成につながったわけだが、本番はこれから。堂安が育ったガンバ大阪のアカデミーからは02年日韓W杯2得点の稲本潤一、10年南アフリカ~18年ロシアW杯の3大会で計4ゴールの本田圭佑がいる。偉大な先輩を超えることが、24歳のアタッカーの使命だ。

「ずうずうしいメンタルの持ち主が関西人、ガンバには多いと思うので(笑)。それが大舞台でも気負わずにプレーできる自分の良さだと思います。本田さんは本当にリスペクトしている方なので超えたいと思います」とギラギラした野心を押し出した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に