大相撲初場所Vでも貴景勝の来場所綱とりに慎重論…「大関2人以上」維持へ協会が“禁じ手”も

公開日: 更新日:

「大関という地位は勝たなきゃいけない地位。そういう意味ではつらいときもあったけど、誰でも大関になれるわけじゃない。重圧を感謝に変えて、この2年間頑張ってきました」

 優勝インタビューでこう答えたのが、大関貴景勝(26)だ。

 2020年11月場所以来、3度目の優勝。先場所は巴戦に敗れたものの、12勝3敗の優勝同点だった。横綱の昇進基準は「2場所連続V、あるいはそれに準ずる成績」だが、内容が悪ければその限りじゃない。貴景勝は一応、基準を満たしてはいるものの、横綱不在で3敗した時点で、今場所の綱とりは消滅したといっていいだろう。

 来場所は貴景勝の地元で行われる大阪場所。今場所の昇進はかなわずとも、地元昇進に向けて綱とり機運は高まっている――わけでもなさそうだ。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「ひとりで(協会の)看板を背負って頑張った」と褒めたたえる一方、来場所の綱とりについては「まだ何とも言えない」と、言葉を濁した。

 そういえば、貴景勝は相撲協会のクーデターを企んだ元貴乃花親方の弟子だ。八角理事長が来場所の綱とりに太鼓判を押さなかった背景には、まさか、そんな事情もあるのか。

 古株の親方は「親の因果が子に報い、じゃあるまいし……それはあるわけない」とこう続ける。

「優勝したが、今場所もレベルが高かったわけじゃない。来場所綱とりといっても、求められるのは全勝か、せいぜい1敗まで。そもそも角界には『貴景勝は横綱にならない方がいい』という声も少なくない。突き押し専門なので、調子の良し悪しがモロに出てしまう。今場所はひとり大関の責任感からか、連日気迫の流血相撲。あれでは体ももたない。下手に昇進してしまえば、それこそ短命横綱で終わりかねないからね。この日は珍しく自分から左を差してすくい投げで勝ったように、四つ相撲への対策も学んでいるようだが……」

 平幕連続Vを「3」で止める大関としての頑張りは評価されても、すんなり昇進というわけにはいかないようなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網