ビーチサッカー日本代表、サウジ相手に2連勝! 来年2月ドバイW杯初制覇を目指す

公開日: 更新日:

 ビーチサッカーの日本代表14日、大阪・泉南市の「SENNAN LONG PARK タルイサザンビーチ」でサウジアラビアとテストマッチ2連戦を行い、初戦の6-1に続いて2戦目も4-1のスコアで快勝し、地力の差を見せ付けて2連勝を飾った。  

 2戦目の先制点は、初戦で「代表初出場・初ゴール」をマークした20歳の新星FP大谷陸斗だ。

 第1ピリオド7分、味方GKからのボールを受けると素早い反転でDFを振り切り、相手GKの立ち位置を見極めながら左足インサイドで押し込んだ。

 その後はサウジアラビアの執拗なフィジカルコンタクトに苦しみ、追加点を奪えずに沈滞ムードが漂いかけたが、監督兼主将の大黒柱FP茂怜羅オズ(37)が、自らのスーパーゴールで打ち破った。

 第2P3分、自陣右からのFKを獲得。右足をズバッと振り抜くとボールは一直線にゴール左に突き刺さった。

 2019年W杯パラグアイ大会のMVPが放った約30メートルのゴラッソにサウジアラビアの選手は呆然とするばかりである。

きっちりとコントロールされた絶妙ゴール

 第3Pに沖縄・宮古島出身のFP上里琢文(33)がFKを叩き込んだ。ゴールが決めると沖縄の伝統的な魔除けの獅子像シーサーのポーズを決め、集まったビーチサッカーファンから喝采を浴びた。

 3-1で迎えた第3Pの7分、FP赤熊卓弥(33)のFKでリードを広げ、その1分後にFP木船祐樹(29)がトドメの一発を放った。

 敵陣右サイドから放ったFKは、キレイな弧を描いて左ポストに当たってゴールマウスに吸い込まれていった。弾道、コース、スピードともにきっちりとコントロールされた絶妙ゴールだった。

 ビーチサッカー日本代表はパラグアイW杯でベスト4に食い込み、続く2021年のロシアW杯では準優勝に輝いた。

 日本サッカーのカテゴリーの中で女子サッカーに続いてFIFA公認の世界大会で「最も世界王者に近い」ところにいる。

 次回W杯は2024年2月にUAEの首都ドバイで開催される。初の世界制覇に向けてオズ率いるビーチサッカー日本代表がどんな進化を遂げていくか、注目される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも