長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

公開日: 更新日:

 こんな長嶋監督の血を引いてか、スポーツキャスターで活躍中の一茂さんも立教大当時、野球部の後輩をしばしば焼き肉屋に連れてったそうだ。払いは父親名義のカードだ。相手が野球部員だから食べる量も半端じゃない。後日、送られてきた請求書を見て長嶋パパは、

「なんだこれは。学生の分際で」

 と激怒したという。

 花が好きで文化人のときは「花と緑の振興財団」の理事長を務めていたこともある。子供のころから竹馬が得意で、自分で竹を削って作って遊んだそうだ。少し前にも名球会の竹馬競走のイベントで優勝したこともある。花といい、竹馬といい、子供のころから自然に囲まれて育ったからに違いない。

 今年は開幕から低迷しているが、なにごともプラス思考の長嶋監督のことだ。巨人がこれからどんな巻き返しをしてくるか楽しみである。

▽山田透(やまだ・とおる) 昭和26年10月20日、秋田県生まれ。秋田南高~明治学院大。50年にラジオ日本に入社し、58年にニッポン放送に移籍。平成9年にフリーアナとなり、現在ニッポン放送ショウアップナイターを中心にフジテレビ、CS放送で野球中継、番組を担当。高校野球プロ野球、大リーグなど延べ3000試合以上の取材、1000試合以上の中継。王貞治とバルセロナ五輪のキューバ戦、ナゴヤ球場のルーキー近藤真市の巨人戦無安打無失点デビュー戦、日本シリーズなどを中継した。

  ◇  ◇  ◇

 当連載【プレイバック「私が見た長嶋茂雄」】は随時公開。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家