阪神・佐藤輝明「メジャー準備」に余念ナシ…現時点で契約金76億円、来オフは最大121億円まである
村上、岡本が高評価
メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏が言う。
「今オフはヤクルトの村上に加え、巨人の岡本和真もポスティングによるメジャー移籍が有力視されています。中でも村上は今年4月、米情報サイトの『トレード・ルーモア』が発表したFAランキングで4位にランクイン。開幕直後の故障もあり、8月の『The Athletic』のFA候補トップ25では16位まで順位を落とした。しかし、ここにきてメッツやレッドソックスなどが一塁兼三塁手の獲得に力を入れている。1億ドル(約151億円)クラスの契約を勝ち取る可能性があります。岡本も同じく評価が高いですね。サトテルは現時点でFAランキングで15~20位クラスに入ると思われます。仮に今オフ、メジャー移籍すれば、契約規模は4年5000万ドル(約76億円)程度になるのではないか」
来春のWBCはもちろん、来シーズンの活躍次第でサトテルの評価がさらに上がる可能性があるという。
「サトテルは村上よりも1歳年上ですが、もともとスイングスピードはメジャー級といわれている。メジャーの評価を左右する守備は肩が強く、三塁守備も改善されつつある。外野守備ができるのも強みといえます。来季も今季並みの40本塁打をクリアし、WBCでも活躍すれば、さらに評価が上がるのは間違いない。日本人メジャー野手では、5年8500万ドル(約129億円)でカブス入りした鈴木誠也が今季、日本人右打者では初の『30本塁打、100打点』をクリアし、条件に見合った成績を残しました。来季の村上と岡本の活躍にもよりますが、メジャー球団の日本人野手の評価が見直され、サトテルがFAランキングで10位に入ることができれば、7000万~8000万ドル規模(約106億~121億円)の契約を勝ち取っても不思議ではありません」(友成氏)
そのサトテルは15日、DeNAとのCSファイナルステージ第1戦に「4番・三塁」でスタメン出場、打っては4打数1安打に終わったが、三塁守備では好守を連発。チームの勝利に貢献した。
オフの充電期間にさらなるパワーアップを遂げれば、アッと驚く好条件で海を渡ることになるかもしれない。
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ところで阪神から今オフメジャー挑戦が濃厚の才木は肘手術から復活して4年。エースとして期待される矢先の決断に「早すぎる」との声も少なくない。しかし、そんな才木を“猛プッシュ”したのは他でもない藤川監督だという。いったいどういうことか。なぜ藤川監督は貴重な戦力を手放そうとしているのか。
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