日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい
相手がランキング300位台でも練習と実戦は違う。リズムに乗れず、いきなりセットダウン。だが、技術はさびない。意表を突く逆クロス、ダウン・ザ・ラインへのウイナー、往年の“エアK”も飛び出し、固唾をのんでいた観客の破顔が小春日和に映えた。
今年のツアーはアルカラス、シナーが4大大会を分け合い、ツアーファイナルはシナー。錦織も若い2強をフォローしていた。
「2人の試合は見るようにしています。特にシナーは自分の理想のスタイルで、あのプレーができるようにイメトレのつもりで見ていました」
2人との対戦はない。やってみたい気持ちはあっても、そこまでの道のりを考えれば気が遠くなるだろう。現在のランキングは157位。暮れに香港大会のポイントが消えると230位前後に下がって本戦出場すら容易でなく、来年の全豪も予選出場が見込まれる位置だ。今回は3試合こなしたものの、まだ腰が痛むのか、最後まで重苦しさは拭えなかった。
「来年のイメージは……ないですね。自分の中でもどうしたいか模索中です。3年前の故障で元に戻るのに1年かかった。今はもっと時間がかかるようになっているし」


















