巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的
巨人は阪神の「天敵」デュプランティエにも熱視線を送っていたが、こちらはDeNA入りが決定的となっている。
さる巨人OBがこう言った。
「当初はソフトバンクで決まりといわれたが、急転、セのDeNAだという。デュプランティエは今季の巨人戦3試合14イニングで防御率1.93。巨人打線は完全にカモにされた。本拠地になる横浜スタジアムでは、2試合14イニングで1完封、無失点と無類の強さを発揮している。セへの移籍なら厄介です」
かつて、助っ人の国内他球団への移籍先は、巨人が相場だった。08年にはヤクルトからラミレス、グライシンガー、横浜からクルーンを補強。同一年にセ他球団から主砲、エース、守護神を獲得したほどだ。
「翌09年はヤクルトからゴンザレスを補強して15勝2敗。ロッテ出身の李承燁を含め、4番、エース、先発ローテ2番手、抑えといった主要ポジションが日本の他球団から移籍した外国人という戦力で日本一になりましたからね」(前出のOB)
だからだろう。セの某球団幹部によると、新外国人選手に対し、「1年で米国へ帰ることは認めるが、(巨人を念頭に置いた)国内移籍はNG」という条項を盛り込んだことがあったという。実際、昨オフは中日からマルティネス、23年オフは阪神からケラーと、救援投手2人を獲得。“巨人らしさ”を見せたが、今オフはサッパリである。


















