「時効」だから話します 藤田寛之さんはワケあって他社製品を「ヤマハです」で押し通した
ドライバーを替えようにも、現地にヤマハの関係者はいません。仕方なく会場に常駐している他社のツアーバスのスタッフに相談。そこで借りたドライバーを打ってみると「いい感じ」という。
「そんな理由で、今回はそのドライバーでいきます」と、藤田さんは日本にいるヤマハのスタッフに電話を入れて試合に臨みました。
大会中にはツアー選手の用具使用率を調査するダレル・サーベイ社のスタッフが、藤田さんのキャディーバッグを見にきました。借りもののドライバーにはヤマハのヘッドカバーをつけていたので、「ドライバーはヤマハです」と言ってカバーは外しませんでした。
試合は予選を通り、23位でフィニッシュ。大会が終わるとホノルルに滞在し、予定通りの長期合宿に入りました。するとヤマハのスタッフがドライバーを10本ぐらい持って日本から飛んできました。
ちなみに、この年の9月です。藤田さんが全日空オープンでジャンボ尾崎さんに1打差で惜敗したのは。55歳7カ月のツアー史上最年長優勝記録を樹立したジャンボさんは、これが最後の勝利となりました。


















