「今井舞がゆく!気になる『あそこ』見聞録」今井舞著

公開日: 更新日:

 特殊な人々が集まる聖域。存在は知っているが、あえて訪ねることはなかったそんなスポットに出かけてみる突撃ルポ。

 最初に選んだのは「アムウェイ・プラザ東京」。「最もメジャーな○○○講」のイメージを抱きつつ訪ねたその本社ビル1階ロビーは、平日の昼下がりでも結構な賑わい。しかし、販売コーナーやサービスカウンターのスタッフは、購買意欲をちらつかせる著者に、会員の紹介が必要だと鉄の掟を振りかざし、相手にしてくれない。「カモ」はあくまでも自分たちで選び出すのが彼ら流だと悟る。その他、豪華客船の見学・説明会や、石川遼の父親の講演会、天皇誕生日一般参賀など、非日常な27のスポットを巡る。

(新潮社 1200円+税)

【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る