「平場の月」朝倉かすみ著

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 50歳の青砥健将は、胃の内視鏡検査のために訪れた病院で、売店で働く中学の同級生・須藤葉子と偶然再会する。須藤は青砥が中学3年のとき振られた相手だった。

 青砥も須藤も互いにバツイチ独身で気楽なモノ同士。これを機に「互いを景気づけあう」互助会を結成、ときどき会うようになる。そんな中で青砥は須藤の元夫のこと、現在の暮らしぶり、そして中学時代から変わらぬ“芯の太さ”に触れ、ゆっくりと引かれていく。

 そんな中、須藤に進行性の大腸がんが見つかった。抗がん剤の副作用に苦しむ須藤に対し、青砥は言った。

「おれのとこ来るか?」 心の隙間を埋めるような感情のうねりをつづった大人の恋愛小説。

(光文社 1600円+税)


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