「吾輩は童貞である」キノブックス編集部編

公開日: 更新日:

「そもそも男の人生にとって大きな悲劇は、女性というものを誤解することである」と三島由紀夫は説く。童貞を早く捨てれば女性に関する誤解から目覚めることができ、これが男にとって人生観の確立の第一歩である、と。童貞を破る相手は処女よりも年増の女性のほうがよく、そういう女性の中には特に童貞を珍重する「童貞喰い」がいる。だが、世間にはニセモノ「童貞喰い」もいて、童貞を破ろうとせず、一歩手前まで誘惑して拒絶。男性を神経衰弱に陥れ、自分は十分残酷なスリルを楽しんで醜聞から身を守る。こういう女にひっかかりそうになったら、唾をひっかけて逃げ出すべし――。(「童貞は一刻も早く捨てよ」)

 ほかに中島らもなど22人が童貞について語る。

(キノブックス 1300円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…