“遅咲きの座長”川畑泰史さん 就任初公演の夜は小籔千豊と

公開日: 更新日:

 でも、悔しいとかはなくて、正直な話「小籔君、喜んでないやろな」と思いました。彼は人を出し抜こうとか、自分が自分がってタイプちゃうんですよ。座長就任が決まった日、小籔君は事務所に「新座長のことは僕から」言うて、直接話してくれました。僕にしたら「エライこと、言わしてしもた」。後日、事務所の方が教えてくれたんですが、小籔君への座長就任要請は05年夏くらいから何べんもあったそうなんです。でも、彼はずっと断っとった。もちろん僕への気遣いからです。最終的に受諾したんは「これ以上断ったら2人とも未来永劫、座長になられへんかも」って心配して、やむを得ずやったらしい。

 その気持ちがわかるから「小籔君が腹の底から自分の座長就任を喜べるのは、僕も座長になった時」「一日も早く!」って気を引き締めましたよ。そんな経緯があって小籔君から遅れること1年と4カ月後、やっと新座長。それだけに、座長初日を終えた後に飲みに行くのは事前に約束はしてなかったけど、あうんの呼吸言うか自然の流れ。もちろん座長という重責を全うしてナンボやから、喜んでばかりもいられへんけど、ホンマ、エエ酒やった。きっと小籔君も同じ気持ちやったろうなと勝手に思ってます。もし本人が「川畑さんの思い過ごし。そんなんなんも思たことないです」いうたら、赤っ恥やけどね(爆笑)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束