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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

錦之介の中村プロは砂糖に蟻が群がるように食い尽くされた

公開日: 更新日:

 映画やテレビで見ていたスターの取材に関わったのは淡路さんと離婚後だったと思う。淡路さんが一時ママとして働いていた六本木の店での取材は、緊張で口がカラカラになるほどだった。

 美脚を組み、真っ赤な口紅の付いた唇に、細いたばこ。「たばこは6本目の指よ」と言っていたのも納得のセクシーさがあった。

「昔の女優はたばこも演出の小道具のひとつ。最も似合ったのは淡路さんと沢たまきさんが双璧でした」(映画関係者)

 一度だけ、京都撮影所で錦之助を直撃したことがあった。別件で京都にいたことから、「直撃してよ」と当時、よくあった出張先での追加取材だった。

 映画の取材と言って中に入り、俳優会館前で撮影が終わるのを待ったが、来ない。スタッフに聞くと、「あの方は夕方前には自分の出番の撮影を終わらせ、早々に迎えの車で帰る」と言われた。

 翌日、今度は入りを待った。玄関前で車を降りると、10人近いスタッフが取り囲むように連れていってしまった。とても直撃できる状況ではない。「直撃できなくてよかった」と胸をなでおろした数少ない人である。

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