来年早々にも発売 日本初「肥満症治療薬」の利点難点

公開日: 更新日:

 ちなみにこの女性は薬を飲んだ1年間は、とくに食事も変えず、運動もしていなかったという。それだけ薬の効き目が凄いということだ。

■問題は排便時の便器がベトベトに

 問題は脂肪便だ。この薬は体に吸収されなかった脂肪を便として流すため、排便時に便器がベトベトになるという。

「最初は少し驚かれると思います。脂肪が便器にこびりつくからです。ただし、慣れれば薬の力を実感できるため、他の薬のように飲み忘れは少なくなるでしょう。また、女性は便秘が多いのですが、便が脂肪でコーティングされる感じで、スルリと出て便秘が解消されるメリットもあります」(辛院長)

 これまで肥満の解消を目的とした薬としてはマジンドール(商品名サノレックス)があるが、こちらは脳に作用して食欲を抑制する薬。BMI35以上の高肥満の人が対象だ。脂質の代謝を上げることで肥満症を改善する薬はあっても、セチリスタットのように、肥満症の治療薬は他にない。

 肥満は中高年の大きな悩みであり、太った人の減量はあらゆる健康の基本。それだけに大いに期待されていいはずだが、発売にはストップがかかっているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ