朝からじわじわズキズキ…放っておいたら危ない頭痛の症状

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 ほかに頚椎捻挫、交通事故の後遺症でのむち打ち症、蓄膿症、睡眠時無呼吸症候群などでも緊張型頭痛を引き起こすが、適切な治療を受ければ、改善する場合もある。

 ちなみに、「起床時の頭痛は片頭痛のせいだ」と思い込んでいる人も多いが、間違いだ。

「片頭痛はセロトニン(血管を収縮させる作用を持つ)が放出されるため、いったん脳の血管が収縮したあと、頭部の血管が逆に拡張したり、何らかの刺激によって三叉神経などが刺激され痛みを起こす病気と考えられている。痛みが出る前に目の前がチカチカする閃輝暗点症状などの前駆症状があるのが典型で、多くは拍動性のズッキンズッキンという痛みの特徴があります。しかし前駆症状があるとは限らず、起床時にきまって起きることはめったにありません」

 つまり、朝からの頭痛の大半は片頭痛の薬を飲んでも無駄なのだ。

■頭を打った数週間後の痛みは要注意

 問題は、命に関わる病気が進行している二次性頭痛のケースだ。

「例えば脳動脈解離を伴い、血栓が末端の動脈をふさいで脳梗塞になる場合です。前兆としてドーンと頭痛が出て、まれに朝から頭痛というケースもあります。痛みは10日間続くことも。頭痛とともに手の麻痺、箸を落とす、言葉が出にくい、手足のしびれなどの症状も伴います。それらの症状に気づいたら即MRI検査で患部を把握、治療を受けることです」

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