美肌だけじゃない コラーゲンは「膝痛」「血糖」「血圧」に効く

公開日: 更新日:

 コラーゲンというと美肌効果のイメージが強い。しかし近年、関節痛、糖尿病、高血圧対策などに役立つ可能性があることが分かってきた。専門家に聞いた。

「そもそもコラーゲンを摂取してもきちんと体内に吸収されるのか? 無駄なんじゃないか?」と思っている読者が多いだろう。各効能について触れる前に、まずはその疑問に答えよう。

 城西大学薬学部医療栄養学・真野博教授によれば、コラーゲンが加水分解されたコラーゲンペプチドは、「新しい栄養素」として今注目を集めているという。
 実は、コラーゲンはそのままの形では吸収されない。コラーゲンにはプロリンやリジンといったアミノ酸が豊富だが、これらは水酸化(ヒドロキシル化)されていて、体内でほかのタンパク質の合成の材料にもならない。

「ところが、コラーゲンペプチドの“代表選手”であるプロリンとヒドロキシプロリンは特殊なアミノ酸で、2つがつながった『ジペプチド』は非常に切れにくく、ペプチドの形で体内に吸収されます。実際、コラーゲンを食べると血液中にジペプチドが出現します。これまでジペプチドが何者で、どんな働きをするか知られていませんでしたが、近年、特別な細胞を活性化することが分かってきたのです」(真野教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状