NTT Comラグビー部コーチ 栗原徹さん(37)喘息

公開日: 更新日:

 それまでは、熱があったり風邪をひいたときは即休ませてもらっていたのですが、倒れたときは高校の全国大会が間近に迫っていた大事な時期でした。それで無理して休まなかったのがいけなかったのだと思います。

 それまでは「喘息」という言葉も知らなかったんですが、気管が炎症を起こして狭くなる病気で、場合によっては命の危険もあると知り、驚きました。それ以降は、発作を起きにくくする薬を朝1回飲むことと、サルタノール(気管支を広げる薬)を吸入する吸入器が手放せない生活です。

 発作は寝る前や起きたときが多いのですが、水を飲んでむせただけでも始まることもあります。発作を起こすと、息を吸っても吸っても酸素が入ってこない感じになりますから、吸入器は体の一部といってもいいくらい必要不可欠なものになっています。生活するいろいろな場所に置いてありますし、現役時代は練習中トレーナーさんに携帯してもらっていました。

■練習前には肺を“ラグビー仕様”に

 それでも、喘息が理由でラグビーをやめようと思ったことは一度もありません。実際、苦しくなるときはありますし、足は速くても持続力がないという欠点はあります。でも、少し時間をかければみんなと同じ練習量はこなせます。感覚的にいうと、普通に生活しているときの肺とラグビーをやるときの肺の大きさが違うんです。ウオーミングアップの時間を人より多めに取って徐々に肺をラグビー仕様にする感じですかね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【2026夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想!横浜vs沖縄尚学の超好カードは…

  2. 2

    支持率急落の高市政権がV字回復画策 内閣改造でクビ切り不可避な“ポンコツ”5大臣の名前

  3. 3

    黒川紀章設計「戦没者慰霊塔」も丹下健三設計「香川県立体育館」も解体…財政難で維持できなくなった名建築

  4. 4

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  5. 5

    球宴を見ていて腹が立った 「祭り」と「遊び」をはき違えるな

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    「愛子天皇」潰しは賛成で、消費税減税はなぜ反対? 玉木国民民主の「公約違反」がネットで袋叩き

  3. 8

    トランプ大統領もそっぽ 表面化した日米包囲網「反高市」うねり急拡大…2大後ろ盾が剥落

  4. 9

    三男・清水良太郎さん急死で清水アキラ沈痛…8年越しの「父子再共演」が始まったばかりだった

  5. 10

    「朝」「彦」「憲」「恒」…旧宮家に残る皇族意識 養子制度で改めて注目された「通字」