ついに厚労省も削減へ 「抗生物質」に潜む危険と勘違い

公開日: 更新日:

■必要な常在菌も殺してしまう

 日本は、世界的にみると抗生物質の販売量は多くはないが、経口のセファロスポリン系薬、フルオロキノロン系薬、マクロライド系薬の使用割合が極めて高い。いずれも幅広い細菌に有効な抗生物質だから、やはり、特定の細菌感染症に対してピンポイントで処方しているケースは多くなさそうだ。

「この3系統の抗生物質はさまざまな細菌に対して満遍なく効くため、細菌を根こそぎ殺してしまいます。人間の体には、腸内細菌などの常在菌がたくさん存在していて、病原菌の侵入を防いだり、免疫バランスを保つ働きをしています。抗生物質はそうした必要な細菌まで一網打尽にしてしまうため、下痢などの副作用を引き起こす危険性があります。また、吐き気、発疹などが表れるケースもあります」

 日本では、軽い風邪でもクリニックで抗生物質を処方してもらいたがる患者が少なくない。抗生物質を処方しないと、不満を漏らす患者もいるという。ウイルス性の風邪には効果がないことを知らない人が多く、耐性菌や副作用の問題も広く知られていないのが現状なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網