著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

お酒の種類で数値に差 「焼酎」は血糖値が上がりにくい

公開日: 更新日:

 糖尿病患者さんにとって、お酒とは「控えるべきもの」とのイメージが強いのではないでしょうか。それでも、お酒を飲みたい時もありますし、仕事の付き合いでどうしても飲まなければいけない時もあるでしょう。

 お酒の種類によって血糖値の上がり具合に差があるのでしょうか。それを検討した論文が、生物・医学分野のオープンアクセスジャーナル「PeerJ」(2016年4月4日付)に掲載されました。

 この研究は、ビール、焼酎、日本酒、ミネラルウオーターを比較して、血糖値の上がり具合を検討したものです。対象となったのは、平均28.8歳の健常者6人(男性3人)でした。それぞれの飲料を別々の日の夕食時に飲んでもらい、飲む前と、飲んでから1、2、12時間後の血糖値を測定し、血糖値の上昇具合を比較しています。

 その結果、飲んでから1~12時間において、最も、血糖値が上昇しなかったのが焼酎でした。

 お酒には「蒸留酒」と「醸造酒」があります。醸造酒は米や麦、ブドウなどを酵母により発酵させて造るお酒です。日本酒、ビール、ワインなどがこれに該当します。穀物や果実由来の糖質を多く含んでおり、血糖値は上がりやすいものと思われます。

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