【寝違え】マッサージは逆効果 入浴は短時間で

公開日: 更新日:

 朝起きて、首を動かすと痛くて回らない。「寝違え」は、首周囲の靱帯や筋肉の急性炎症による痛みの総称で、「急性疼痛(とうつう)性頚部拘縮」と呼ばれることもある。山田記念病院・整形外科(東京都墨田区)の長谷川伸医師が言う。

「寝違えは、首に起きた肉離れのようなもので、筋肉が収縮している(力が入ってる)時に無理に引き伸ばされて生じることが多い。首の筋肉が微細損傷するのです。まず、原因になるようなことがなかったか考えてみてください」

 たとえば、寝転んで無理な角度でテレビや映画観賞をした、コタツでうたた寝をした、深酒や睡眠薬を飲んで長時間の睡眠をした(寝返りを打たない)など、同じ姿勢を続けたケース。または、車の後部座席にあるものを取ろうとして首を強くひねった、などの首を急に強くひねる動作をしたケースだ。

「時間差があって気づきにくいのは、長時間のパソコン作業です。運動不足で急に運動をして、翌日よりも2~3日たって筋肉痛が強く出るように、少し時間がたって起こる“遅発性筋肉痛”も寝違えの原因になります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち