炎症性乳管がん<1>主人にはひょっとしたら…と伝えておきました

公開日: 更新日:

「歯はガタガタ、爪はグラグラ、頭髪はバサバサと抜け落ちました」

 抗がん剤の副作用を、涙目で語るのは原田祐子さん(51歳)。夫は「原田車両設計㈱」(愛知県みよし市)の社長で、原田さんは取締役兼2児の母親である。

 一昨年3月、胸部に異常を感じた。お風呂で左側の乳房を洗ったとき、乳首を中心に全体的に少し硬い感じがした。張っていて、右側の乳房と比べて、皮膚の色が少しオレンジ色をしていた。

「普通じゃない。なんかおかしいなと思いました。でもこの当時、会社は『ライフプラグ』という中古車に取り付ける外部給電システムを開発したばかり。多忙なキャンペーン中だったのです」

 原田さんは毎年、乳房超音波検査かマンモグラフィーのどちらかを受診しており、異常なしという診断が続いていた。

■告知は「ステージⅢB」

 4月に入った。仕事も忙しかったが、相変わらず左の乳房が硬く、それが広がっているように感じた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?