すい臓がん<3>「娘も独立し、がんで死ぬのも悪くないと」

公開日: 更新日:

「私はこの時68歳でした。娘も一人前になって独立したし、がんで短期間に死ぬのも、人生の終わり方としては悪くはないと思いましたね」

 11月20日から、「抗がん剤」の治療が始まった。毎週1回、通院して点滴による抗がん剤(ジェムザール)を投与。4週間を1クールとして11回、ほぼ1年間続けた。

 副作用はだるさと、うつ症状程度。思っていたより軽かった。体重も45キロから49キロまで回復した。

 13年末に抗がん剤治療が終了し、医師から「再発」の兆候なしと診断される。池田さんは2年ぶりに、05年に自分が立ち上げたITベンチャー会社に復帰した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"