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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

英医学誌に注目研究 生活習慣病の薬と発がんリスクの関係

公開日: 更新日:

 抗がん剤は、がんを治療するための薬ですが、実は抗がん剤を使うことで白血病を発症することは治療の現場では日常茶飯事。「えっ」と驚かれるでしょうが、現実なのです。食材として摂取する分には問題なくても、ベータカロテンやビタミンEなどのサプリメントががんを増やすことも間違いありません。

 では、どうすればいいのか。やみくもに薬に頼るのではなく、薬の使用は最低限に。それが薬との賢い付き合い方といえます。がんの一部も生活習慣病になりつつありますが、がんも含めて生活習慣病は生活習慣の改善なしにはよくならないのです。

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