著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

1年間で0.18歳延びる 実用的な「平均寿命」とは

公開日: 更新日:

 ただし平均寿命は、同い年の人口が半分に減る年齢ではありません。この時点では、まだ約6割が生存しています。同い年が半分に減る「50%生存年齢」は、平均寿命+約3年になります。さらに「25%生存年齢」は、平均寿命+約9年です。

 以上のことを踏まえて、生まれた年ごとの男性の寿命推計値を表にまとめました。

 かなり大ざっぱな推計であることは否めません。しかし13年に厚労省が高校生向けに作った資料には「みなさんがお年寄りになるころには100歳まで生きるのが当たり前」「95歳くらいまで生きる前提で老後の生活設計をした方がよい」といったことが書かれています。

 当時の高校生は1995年から97年生まれです。そして表を見れば分かる通り、その年生まれの男性の平均寿命は93~94歳。25%生存年齢は100歳を超えています。

 表の数字は意外と当たっていそうだ、ということを納得していただけるのではないでしょうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも