今も肺がん治療中 フットサル久光重貴さん語る壮絶闘病

公開日: 更新日:

■自分がひとつの症例になれれば

 6人部屋に入院したのもよかったです。病院からは個室での治療を提案してもらったのですが、大部屋にしてもらって同室の方たちからいろいろな情報をもらえました。がん治療は日々進歩しています。ネットの情報でさえ過去のもので、今まさに治療を受けている患者や医師は、さらに新しい治療を試みたりしています。

 例えば、抗がん剤(分子標的薬)治療の副作用もそうです。自分も、とても怖かったのですが、今は副作用に対する治療も進んでいるんです。自分の最初の治療は、1日1回イレッサを服用して様子を見るというものでしたが、発疹が出たら医師がちゃんと対処してくれて、恐れていたほどではありませんでした。1週間で退院して通院治療に切り替え、この時は、がんを半分以下にまで小さくすることができました。年をまたいで、シーズン終了の2月には、ピッチに立つこともできたんですよ。

 その後は月1回、病院で検査を受け、がんが大きくなったりしていると入院して治療を切り替え……ということを繰り返してきました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった