著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国人が牛肉消費は減らせても…ベーコンが減らせない理由

公開日: 更新日:

 さらに2010年のハーバード大学の調べでは、加工肉と心臓疾患、糖尿病のリスクとの関連も指摘されています。

 この調査でもう一つ分かったのは、もともとあまり魚を食べないアメリカ人の魚の消費がまったく増えていないこと。関係者は今回の調査結果の発表で、「加工肉の健康リスクにもっと関心を持つだけでなく、体に良いオメガ3脂肪酸などを含む魚ももっと食べるようになってほしい」とコメントしています。

 しかし、アメリカでは新鮮な魚は値段が高く、手に入る場所も限られています。一方で、アメリカ人にとって朝食のベーコン&エッグ、ランチの定番ハムサンドイッチや、夏のバーベキューの人気アイテムであるホットドッグは、どこでも買えて手軽に食べられ値段も安い。毎日の食生活に欠かせない存在になっているため、減らすのはなかなか難しいという現実もあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層