生活習慣病リスク上げる“お腹ポッコリ型”肥満にはイワシ缶

公開日: 更新日:

 テレビ番組でさまざまな健康効果が報じられたことから、人気に火がついたサバ缶。一時は「いつスーパーに行っても、サバ缶が売り切れ」という状態になったこともあった。さらには最近、同じ青背の魚のイワシ缶も人気が出ている。

「サバ缶もイワシ缶も不飽和脂肪酸のDHA、EPAが豊富です。脳の働きをよくしたり、学習能力を上げたりするのに役立ちますし、最近はダイエット効果も注目されています」

 こう話すのは、体に良いレシピの開発・提供を行う管理栄養士の柴田真希さん。文科省の「日本食品標準成分表2015年版」では、サバ缶、イワシ缶ともエネルギー量に差がないので、どちらでもダイエット効果が得られるわけだが、より自分にあったものを選ぶにはどちらがよいか?

「皮下脂肪型肥満の方にはサバ缶、内臓脂肪型肥満の方にはイワシ缶がお勧めです」(柴田さん)

 皮下脂肪型肥満とは、お尻や太ももなどに肉がついた、若い女性によく見られる肥満。洋ナシ型肥満とも呼ばれる。一方、内臓脂肪型肥満はお腹に肉がついた肥満で、中高年に多く、リンゴ型肥満とも呼ばれる。ちなみに、生活習慣病のリスクが高いと言われるのは、後者の内臓脂肪型肥満だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」