著者のコラム一覧
熊本悦明医師

1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本メンズヘルス医学会名誉理事長、札幌医科大学名誉教授。現在は「オルソクリニック銀座」(東京・中央区)で、名誉院長として診療中。近著「『男性医学の父』が教える 最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」(ダイヤモンド社)がある。

保険適用されるのか?男性ホルモン補充注射は1回1万~2万円

公開日: 更新日:

「メンズヘルス」や「男性更年期」を看板に掲げている病院なら安心だという。

 気になるのはいくらくらい料金がかかるか?

「男性更年期の疑いがあれば保険適用で検査ができますので、初診料や診察、検査を含めて3割負担でだいたい5000~1万円前後の病院が多いでしょう。そして、問題になる症状がないと全額自費負担になりますので、それこそ病院によってまちまちです。電話をして聞いてみるといいでしょう」

 検査の結果、男性ホルモン値が下がっていると判断されると、多くの場合は2週間に1度、注射によって補充療法が行われる。下がり方が極端な場合は、毎週行うなど、ペースを上げることもある。もちろん、落ち着いてきたら月に1回程度に減ることもある。

「半年ほどで改善が見られますが、その症状も人それぞれ。私たち医師は、その人の状態を総合的に見ながら適切な治療法を判断します。こちらも費用は1回当たり1万~2万円程度。1998年から男性ホルモン値の検査と補充療法に健康保険が適用されています。ただ、はっきりとした自覚症状がないと適用されなかったり、補充療法の回数や期間が決められていたりなど、何かと制限があります」

 テストステロンについては著書「『男性医学の父』が教える最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」に詳しい。 =おわり

 (構成=中森勇人)

【連載】90歳現役医師 最強の体調管理

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー