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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

ケアが手厚くなるほど認知症患者の徘徊リスクは低減できる

公開日: 更新日:

 この研究では介護施設や保健師の人数が増え、認知症患者さんに対するケアが手厚くなるほど、徘徊リスクを低減できる可能性が示されています。

 認知症は薬による治療が一般的ですが、その効果は大きなものではありません。

 18年、フランスでは認知症治療薬が保険適用から外されました。このことは決してネガティブな政策ではなく、治療よりもケアを重視するという方向性に切り替えたということです。日本でも、認知症は治療とケア、その両輪で考えていくことが大切だといえるでしょう。

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