感染リスクを下げる店と客の対策 歌舞伎町で指導する医師に聞く

公開日: 更新日:

 客が大勢いる場合はサラダなどは最初から取り分けて出す。そしてできるだけ客の手元に置くようにお願いする。他人の飛沫が少しでもかからないようにするためだ。

「お客さんにマスクを強要することはできません。なので店のスタッフは全員がマスクをして、話をするときは正面ではなく斜めに位置するように心掛けるよう話しています。クーラーをかけるときも窓やドアを開けたままで、換気しながらクーラーを使うといいでしょう」

 カラオケは歌う人の飛沫がかからないようにグラスや食器の位置を考える、歌う人の正面に人がいないようにする。

 これらは岩室医師が店側への感染症対策として話していることだが、それは客がお店を選ぶ基準や感染リスクを減らす飲み方になりうると言う。

「どうしてもお酒を飲まざるを得ない場合はこうした対策をしているお店を選ぶのも手でしょう。感染リスクがゼロになるわけではなりませんが、下げることができます。お客さんもお店が具体的にどのような感染症対策を行っているのか、を理解してそれに協力することが感染リスクを軽減することにつながります。ですから、新型コロナの話題を避けるのではなく積極的に話をして、店と客が感染リスクを下げて楽しくお酒を飲もうという同じ意識を持つお店を選ぶのが良いと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由