シイタケは1~2時間天日干しするとビタミンDの量が10倍に

公開日: 更新日:

 コロナの感染拡大以降、注目を集めている栄養素のひとつがビタミンD。免疫系を活発にして感染症などを予防する効果があるといわれている。ヨーロッパ全土でコロナの罹患率と死亡率、そして血中ビタミンD濃度との関係を調べたところ、血中ビタミンD濃度が高いほど、人口当たりのコロナ感染者数が少なく、死亡率も低いという傾向が見られたそうだ。

「ビタミンDがコロナ感染を防ぐ、とはこの研究では言えないけど、ビタミンDが多い食品を意識して食べるようにしている」と話すのは、先日取材したクリニックのドクター。

 ビタミンDが豊富な食品といえば、シラス干し、きくらげ、イワシ、サケ、サンマ、ウナギなど。また、シイタケにはエルゴステロールという成分が豊富に含まれていて、これは紫外線を受けるとビタミンDに変換される。つまり、シイタケを食べる時はいったん天日に干してからがお勧めだ。

 干す時間は1~2時間ほど。これでビタミンD量が約10倍に増えるという。市販の干しシイタケも、機械乾燥の可能性があるので、やはり天日干しにするといい。

 ビタミンDは取り過ぎると嘔吐、便秘、虚弱、体重の減少などを引き起こす。しかしこれは、サプリの過剰摂取をした場合。食事で取るなら、取り過ぎを心配する必要はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル