「ハバナ症候群」は新兵器がもたらす症状なのか? 米外交官らが訴え

公開日: 更新日:

 すでに米政府の外交活動に支障を来す事態も起きている。

 たとえば、8月のハリス副大統領の東南アジア歴訪中、シンガポールからベトナムへの出発が3時間以上遅れた。原因は直前にハノイ駐在の米外交官がハバナ症候群の症状を訴えたからで、副大統領が予定通り訪問するかどうか検討していたからだという。9月のCIA長官のインド訪問では、随行員のひとりが類似の症状を訴えたこともわかっている。

 このことについて、音響、あるいは電磁波兵器による意図的な攻撃を疑い、ロシアの関与を推測する見方があるが、決定的な証拠は見つかっていない。

 しかし、事態を重く見た米国与野党の上院議員11人が今月13日に「安全保障に対する重大な脅威」として国務長官に書簡を送り、被害者支援や原因特定への取り組みを強化するよう訴えた。バイデン大統領の指示によりCIAは、国際テロ組織対策のベテラン職員を調査チームのトップに任命したという。

■眼球運動にも異常

 では、「ハバナ症候群」は医学的には、どのように分析されているのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状