感染リスクは正しい予防習慣を身につければ抑えられる

公開日: 更新日:

「この知人の話によると、娘さんが通う保育園では家族全員が新型コロナに感染したケースが多かったそうです。すべての教室にサーキュレーターを入れ、窓を少し開けた状態でエアコンを稼働し空気の流れをつくるなど感染予防に励んだ中学校ではオミクロン株の感染は少なかったと聞いています」

 飛沫は不織布マスク着用か2メートル離れる、エアロゾルは空気の流れをつくり排気する、手を清潔にする、料理に飛沫をかけない。岩室医師はこうした基本を徹底すれば感染は少なくなるという。

「大事なことは感染予防の意識を持ち続け、できることを積み重ねることです。もちろん、ついうっかりもあり感染をゼロにはできませんが、リスクは確実に低下する。実はこうした生活習慣の積み重ねはこれから生き延びるためにも必要で、いまがその習慣を身につけるチャンスです。ご存じの通り、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)、そして新型コロナと新たな感染症の登場のサイクルはどんどん短くなっています。この先も感染症が出現するのは間違いありません。しかし、感染症対策の基本は同じですから、いまのうちから感染対策につながる生活習慣を身につけておくことが大切なのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋