歯を残す「根管治療」は3つの機器が揃った歯科医院で受けたい

公開日: 更新日:

 虫歯ではなく、重度の歯周病で歯を支える骨が溶けてしまっているような場合は抜歯が選択されるが、これは違う疾患の話になる。つまり虫歯では、きちんとした根管治療が適切に行われれば、歯を失わずに済むのだ。

 とはいえ、保険点数が低いこともあって、しっかりした根管治療を行っている歯科医院は多いとはいえないのが現状だという。

「根管は、歯根の中にある神経や血液が通っている道のことで、直径が0.3ミリほどしかないうえ、曲がりくねっていたり枝分かれしていたりと迷路のような複雑な形状をしています。そのため、患部をきちんと見ることができなかったり、治療器具が入らなかったりするケースがあるのです。現在、根管治療を受けている患者さんは、虫歯を放置していたことで神経が細菌に感染してしまった場合もありますが、ほとんどは以前に神経を抜くなどする根管治療を行ったものの、そこから再び感染を起こして再治療が必要になったケースです。それだけ根管治療はハードルが高いといえます」

■根管の状態を的確に把握できるかが重要

 根管治療を成功させるためには、「歯科用CT撮影装置」「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」「ラバーダム」の3つの検査・治療機器が有用だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状