歯(上)虫歯の新たなメカニズムに対応した予防法 歯科医が指南

公開日: 更新日:

 虫歯は、口の中にいる細菌(ミュータンス菌)が食べカスをエサにして酸をつくり出し、歯を溶かしたり、歯に穴を開けたりする疾患とされている。そのため予防には、食後に歯を磨いて口の中をきれいにしておくことが大切というのが一般的な常識になっている。

 しかし、これだけが虫歯の原因ではないという考えがある。実際の臨床現場では、内部から表面へと進行するタイプの虫歯が数多く見られるからだ。では、このタイプの虫歯はどのようにして進行するのか。「100年歯がなくならない生き方」(三笠書房)の著者で、「小峰歯科医院」(埼玉県比企郡)の小峰一雄院長が言う。

「そのメカニズムを解明したのが、米国ロマ・リンダ大学のラルフ・スタインマン博士です。博士は虫歯の原因として『象牙質の液体移送システム(DFT)』が大きく関係していると述べています。簡単に説明すると、脳からの指令によって体内に流れている物質が歯の歯髄(神経)を通り、やがて歯の外に流れ出てくる現象のことです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束