熱中症も怖い…冷房下のエアロゾル対策はどうすればいいのか

公開日: 更新日:

 オミクロン株の派生型「BA.5」の流行で1日当たりの新型コロナの新規陽性者数が世界一になった日本。国を挙げての行動制限はしない方針を打ち出している政府は自らのメンツを保つ奇策として各都道府県が独自に「BA.5対策強化宣言」を出せる新たな仕組みの新設を決めた。

 専門家からは、空気中を漂うウイルスを含んだ微粒子エアロゾル対策の強化を求める声が上がっていることから、今後は冷房下のエアロゾル対策が問題になるのは確実だ。どうしたらいいのか。改めて公衆衛生に詳しい岩室紳也医師に聞いた。

「今夏は各地で異常な気温上昇が見られます。そんななか、電力需要が全国的に逼迫する懸念が強まり、政府は7~9月に7年ぶりの節電要請をおこなっている。そのため高齢者を中心に多くの人が冷房の室温設定28度が理想と考えて換気のために窓を開けていますが、これでは室温は30度近くに上昇します。新型コロナ対策としても不十分な上に熱中症になりかねません」

■室温設定28度は間違い

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった