「水分の取り過ぎ」で体調を崩すケースも 在宅高齢者は注意

公開日: 更新日:

食事やおやつでも余分な水分がたまる

 水分の過剰摂取の自覚がない高齢者の中には、水やお茶以外の食事やおやつで余分な水分を体にためこんでいるケースもあるという。

「私たちが診察をして、腹水や足のむくみが強いときに普段飲んでいる水分量を確認すると、たいがい『そんなに飲んでないんだけどなあ』と言われます。500~600ミリリットルぐらいしか飲んでないというのですが、よくよく聞くと、その水分量には、アイスクリームや果物などが入っていないことが多いのです」

 こうした高齢者の中には、夜間頻尿を訴え、薬を希望する人も多い。しかし、そのほとんどが水分摂取過多であり、薬を増やすより寝る前の水分摂取を減らすことで解決するケースが少なくない。

 医療現場では、他に点滴による水分過剰摂取が問題になる場合もある。

がんの末期や肝硬変の患者さんの多くは、腹水がたまったり、足に強度のむくみが出る人がいます。病気で水分の代謝が悪くなっているからですが、別の原因もあります。よく目にするのが病院での過剰点滴です。普段診察している医師や看護師が日常の『水分量』をしっかりと正確に確認して、薬を出したりすればいいのですが、『血管内脱水を防ぐため』と言いながら過剰な点滴をする一方で、水分を体から出すための利尿剤を投与したり、腹部に針をさして腹水を抜いたりする。無理に体に水分を入れて、無理に抜くのは、体への負担が大きい。特に腹水を抜くときは血圧が大きく下がったり、必要な栄養が抜けてしまったり、命に関わることにつながります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ