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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

古谷一行さん急逝…胃全摘による激ヤセで抗がん剤の副作用は重くなる

公開日: 更新日:

 昭和の名優がまた一人亡くなりました。数多くのドラマ映画で個性あふれる演技を披露した古谷一行さんです。所属事務所の発表や報道などによると、先月23日、体調不良から大事をとって検査入院したところ、そのまま帰らぬ人になったといいます。文字通りの急死で、家族や関係者、ファンの方々の動揺は計り知れません。

 古谷さんをめぐっては、2011年に肺がんが公表され、20年には胃がんが判明したことが報じられています。2つのがんの影響がどうなのか。読者の皆さんも、気になるところだと思います。報道されている情報を見てみます。

 まず肺がんについて。11年10月に肺がんを切除し、翌年の2月に復帰されたものの、14年に脳転移が見つかったそうです。

 これは放射線治療を受けて8年が経過していますから、肺がんはほぼ治ったとみていいと思います。

 実は、がんになると、1割が脳転移を起こします。脳転移しやすいがんが肺がんで、全体の46%を占めていて、以下、乳がん15%、大腸がん6%です。

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