著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

「聴く」ことのサポートだけではない 補聴器の新たな可能性

公開日: 更新日:

「補聴器をつけていると、ときどき補聴器が『元気?』と聞いてくるから、『元気だよー』と答えているよ」

 こんなふうにおっしゃる高齢男性のお客さまが最近いらっしゃいました。

 実は、これ「元気?」ではなくて「電池」なのでした。この方の補聴器は電池の残量が少なくなったことを知らせるために、音声で「電池」とお知らせしてくれるのですが、その音量自体が小さかったことや語尾の上がり具合から「元気」と聞き間違えたようなのです。

 でも、補聴器が「元気?」と聞いてきて、体調管理もしてくれる、そんな未来も遠くないかもしれません。

 10月中旬に、アジア最大級のIT技術とエレクトロニクスの国際展示会シーテックが3年ぶりに開催されました。

 この展示場では毎年多くの最先端技術を搭載した製品が発表されていますが、ヘルスケア領域へのデジタルデバイス製品が年々大きな注目を集めるようになっています。そんな中、シャープが参考出品した「非接触バイタルセンシングソリューション」というものがありました。これは鏡の前に立つだけで、脈拍数・血圧・呼吸数・体表面温度を一括で測ってくれる驚きの製品です。このように今後は、ますます多くの企業が最先端の技術を使って、ヘルスケアに関連する機器を開発していくものと思われます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁