著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

崔洋一監督が他界…「膀胱がん」の再発チェックはM時開脚で

公開日: 更新日:

 映画監督・崔洋一さんの命を奪ったのは、膀胱(ぼうこう)がんでした。3年前にがんが見つかると、全摘されたそうですが、昨年春にリンパ節などへの転移が見つかり、今年1月になって、新たな抗がん剤治療を受けていることを公表。先月27日、自宅で息を引き取ったといいます。享年73。

 膀胱がんと診断されるのは年間2万3000人ほど。そのうち1万7500人近くが男性で、男性が女性の3倍以上になります。全体の5年生存率は73%ですから、決して予後が悪いわけではありませんが、再発しやすいのが特徴です。

 一般にがんの治療は5年で一区切りとされ、診断から5年が過ぎて転移や再発がなければ、ほぼ治ったと考えられます。もちろん例外はあって、前立腺がんや乳がんは20年以上たってからの再発も珍しくありません。

 膀胱がんもその一つです。約50%が診断から2年以内に再発します。さらに10~20%は再発を繰り返しながら、粘膜の奥へと少しずつ浸潤していくことがあるため、丁寧に経過観察をしながら、再発リスクを潰すことがとても重要です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”