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森維久郎赤羽もり内科・腎臓内科院長

三重大学医学部卒業。日本腎臓学会専門医。2020年5月、腎臓内科、糖尿病内科、生活習慣病の診療に特化したクリニックを開院。腎臓について伝える情報サイト「腎臓内科ドットコム(https://jinzonaika.com/)」を監修。

むくみはもしかして…心配になった時に確認するポイント

公開日: 更新日:

「どういう生活が腎臓にダメージを与えるか」も、多くの患者さんが気にするところです。

 日常生活で意識してほしいのは、「生活習慣病の予防」。生活習慣病とは、普段の生活習慣(運動習慣や食習慣など)が原因で発症する病気です。予防のためには、いまの自分の体の状態はどうなっているのかを健康診断などで定期的にチェックして、知っておくことが大切です。

 禁煙はもちろん、過度の飲酒を避けるなど、ある程度年齢を重ねたなら、生活習慣の見直しをおすすめします。喫煙のリスクが多く発信され、昔に比べて禁煙は世の中でかなり進んだと思います。

 お酒については「酒は百薬の長」ということわざもありますが、残念ながら、2018年ごろから少量の飲酒でもリスクがあることを指摘する海外論文がいくつか発表されています。

 当クリニックには生活習慣病外来も設けているため、こういった趣旨の論文については引き続き注目していきたいところ。なお、厚生労働省は「『節度ある適度な飲酒』として、1日平均純アルコールで約20グラム程度である旨の知識を普及する」を目標としています。

 純アルコール約20グラムは、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、チューハイ(7%)なら350ミリリットル缶1本になります。そのほか肥満の是正や、定期的な運動をこころがけていくとよいでしょう。

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