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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

フードテックに見た未来への希望 テクノロジーの祭典CESレポート

公開日: 更新日:

 毎年ラスベガスで開催されるテクノロジーの祭典CES。EV(電気自動車)から家電、メタバースまで、華やかな最新のイノベーションに注目が集まる中、ヘルステック、フードテックといった、私たちの生活に密着したイノベーションが、大きな注目を浴びました。

 今回も筆者の取材を元にレポート、分析します。

 前回お伝えした通り、2023年のCES全体を貫くテーマは「ヒューマン・セキュリティ・フォー・オール(全ての人の安全)」。災害、貧困、病気、不景気など人類が直面する問題を、テクノロジーで解決、世界の人の人権を守っていこうという、気合いの入ったメッセージです。

 その動きは大企業のメディア向けプレゼンにも反映されました。

 Samsungは、環境保護のパイオニア企業パタゴニアとのコラボで開発した、環境へのマイクロプラスチック放出を減らす洗濯機を発表。パナソニックは、髭剃りなどパーソナルケア商品のリサイクルプログラムの開始を宣言。サステナビリティを強く打ち出す動きが目立ちました。

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