著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

膝の運動は短時間でも効果的…30分も90分もほぼ同じ

公開日: 更新日:

 変形性の膝関節症というのは、膝の関節の半月板と呼ばれるクッションがすり減り、関節が炎症を起こして痛みを伴うつらい病気です。進行すると歩行も困難となり寝たきりの原因にもなりますから、痛みがあったら早めに対処することが重要なのですが、そこで推奨されている方法のひとつが運動療法です。

 もちろん、痛みが強い時には困難ですが、少し負荷をかけて膝の曲げ伸ばしをしたり、軽いジョギングや自転車こぎなどの運動を適宜組み合わせて行うことにより、症状は改善し進行も予防されることが報告されています。それでは、こうした運動はどのくらいの時間行うことが、最も効果的なのでしょうか?

 今年の米国内科学会の専門誌に、スウェーデンとノルウェーで行われた臨床試験の結果が発表されています。変形性膝関節症の189人の患者に、1回で20~30分の短い運動プログラムと、70~90分の本格的なプログラムに分けて、週に3回の運動療法を専門の運動療法士の下で行い、3カ月の治療の効果を比較しました。すると、どちらの運動療法も、症状の改善に結び付いていて、短時間の運動でも長時間の運動と比較して、ほとんどその効果に違いは見られませんでした。

 これは専門家の指導の下に専門施設で行われた運動療法ですから、単純に比較はできませんが、膝の運動は短時間でも十分、効果的だと考えていいようです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ